SatoshiFujiwara

車夫遊侠伝 喧嘩辰のSatoshiFujiwaraのレビュー・感想・評価

車夫遊侠伝 喧嘩辰(1964年製作の映画)
4.2
橋の上から車夫の人力車ごと喜美奴(桜町弘子。本作でのこの人の顔好きですねえ)を川へぶん投げるシーンのユニークな描写。これが唐突な惚れた→求婚につながるのならば、ラスト、焦らしに焦らされ伸ばしに伸ばされた辰五郎と喜美奴の夫婦の契りもやはり橋の上(このシーンにおけるカメラ位置と光の効果の巧みさ…)。橋は間に位置する邂逅と別離の場。この契を境に仁義を通しに行く辰五郎、それゆえ生きて帰る保証もない。任侠もののお約束とはいえたまりまへんな。ちょい役の北島サブちゃんいい味出してます。当時18歳くらいの藤純子(現・富司純子)の可憐さも見物でございます。
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