2022.115 *202
「笑ったままであった」とか、最後の一文とか、めっちゃ司馬遼太郎イズム。
屋内シーンとか夜、路地裏のシーンが多くて、鬱屈した雰囲気が出ていた。
ハンディカメラPOV、…
幕末のトリックスター清河八郎は、ボス気質の丹波哲郎にぴったり。集まってきた人を育てるのには向いてなかったのね。
言葉に頼りすぎなのは原作・司馬遼太郎のせいか。襲撃など、台詞無しの場面の方を面白く見た…
新撰組の母体を組織しようとした清河八郎の物語。多くの点で彼に関係する人物の回想を通して、“清河八郎とは?”を探り出そうとしていく展開は結構面白いんだけど、若干分かりづらい点もあった。けれども映像の演…
>>続きを読む幕府派と勤皇派の間を行き来しながら最後は暗殺されてしまう、清河八郎の生涯を多角的視点により綴った映画だ。原作は司馬遼太郎『奇妙なり八郎』。概ね原作通りにつくられている。簡単にいえば政治スリラーであり…
>>続きを読む映えることのない暗殺、その瞬間に至るまで。
自分が清河八郎という人物を知らなかったのもあるかもしれませんが、その捉え所のなさを映画全体で表現していたような印象。
回想に次ぐ回想、飛び道具的に差し…
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