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哀しみの街かどのDのレビュー・感想・評価

哀しみの街かど(1971年製作の映画)
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アル・パチーノの初主演作。そして、本作により「ゴッドファーザー」のマイケル役に抜擢された原点。

ジェリー・シャッツバーグ監督は次作 「スケアクロウ」でジーン・ハックマン、アル・パチーノ出演でパルムドールを受賞。

キティ・ウィンはカンヌ女優賞により、その後「エクソシスト」「エクソシスト2」に出演。

共に出世作となった。

NYのニードルパル・パークと呼ばれる場所では、ヘロインジャンキーたちがたむろしている。

アル・パチーノとキティ・ウィンは麻薬に溺れる男女の役で、ジャンキーのラブストーリーでもある。

しかし、中毒が悪化するにつれて、彼らの人生は下り坂になり、転げ落ちていく。

映画のジャケットは中央で白と黒に割れいて、「スカーフェイス」のようではあるが、この映画をみてもアガったり、バイブルとして崇められることはほとんどないと思われる。

音楽が一切なく、薬物中毒者の日常をとことんリアルに描き、麻薬の楽しさ・憧れ・興味本位などを抱くように撮られてはいない。

麻薬のダークサイドを徹底的にみせているアンチテーゼ的作品。

それゆえに、演出力や演技力の高さがより浮き彫りになっていて、自力の高さが証明されている。

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