けーはち

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望のけーはちのレビュー・感想・評価

3.9
傑作スペース・オペラ大作『スター・ウォーズ』第1作、エピソード4。断片的な記憶しかないので見返してみた。

★改めて見ると「これが77年の映画か!」という感想。様々な人種、宇宙生物に満ち溢れた世界で、超光速航法で銀河を飛び移り、英雄、美女、宇宙海賊が入り乱れ、そして、選ばれた者だけが持つ超能力(フォース)で戦う。SF小説の多種多様なアイデアに満ちたセンス・オブ・ワンダーの広がりを、「宇宙大冒険活劇物語」として銀幕に映写して見せた、『スター・ウォーズ』は革命だった。

★物語はそれこそ神話のように分かりやすい骨組で、本作時点ではかつての父を知る師と出会い、巨悪と戦う素質を開花させる少年ルーク・スカイウォーカーの物語であり、英雄譚のはじまりであった。立ち向かう悪の首魁、ダース・ベイダーの正体は、まだ明らかにされてはいないのだが……。

★これが老若男女に受ける、世界的超大ヒット作になるのは、ルークの冒険が英雄神話、火を避け水をくぐり抜ける通過儀礼の民話、虜囚の姫を助ける騎士物語、圧政を行う悪の帝国に対する革命、そして少年の成長物語という普遍的なパターンであり、様々な人種(あるいは機械人格)との多種多様な関係といった、世界的に受け入れられるテーマを含んでいるからなのだろう。特に人語を語らず、ルークたちに付き従うR2-D2やハン・ソロに従うチューバッカは、とても愛嬌がある。各要素の時代ゆえの目立つ粗はあるが、歴史的位置付け込みで重要なSF大作である。