Godfather

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望のGodfatherのレビュー・感想・評価

5.0
映画の歴史はSW前とSW後に分けられるかもしれない。西暦がキリストの生誕前後で分かれるように。

SW後に映画を観始めた私にとって衝撃を受けた映画といえば、ターミネーター2だったりジュラシックパークだったり。SWは子供の頃TVで観て楽しんだけど、今となってはちょっと古臭いSFってイメージ. . . . だった。

きっかけは映画館に「インディペンデンス・デイ」を観に行ったときのこと。本編の前に流れたこんな予告だ. . . .
スクリーン中央に小さなTVが映る。そこにはスターウォーズの映像が流れているようだ。
ナレーション「若い世代の人たちは、TV画面の中のスターウォーズしか知らない。だがそれでは、この映画のすべてを観たことにはならない」
そして突然スクリーン一杯に拡がる宇宙. . . . それが「スターウォーズ三部作・特別篇」の予告だった。

少しソワソワしながら観に行った特別篇。(よく知ってるはずの)冒頭から別世界だ。
共和国の宇宙船が頭上を通り抜ける。おお、やっぱスクリーンで見ると迫力あるな. . . . と思ってたらその何十倍もでかいデストロイヤーが頭上を覆い尽くすように長い時間をかけて通っていく。スケール感の常識がグングン拡大していく感覚、それは映画館で体感しないとわからないのだ。
あやゆるメカが汚れていて、ほんとに様々なクリーチャーがそこに息づいているような生活感も、初めてよくわかった。

一番「体感」する価値のある場面は、ハイパースペースにジャンプするシーンだと思う。
星が放射状にグイーーーンと伸びるエフェクト、効果音、あれほど直感的にワープする感覚を体感できる演出ってなかなかないと思うし、スターウォーズを象徴するシーンでもある. . . . と思うのだが、あの特殊効果、新3部作ではあっさり廃止されてしまった。ルーカス本人は大して思い入れがないのだろうか。あれを思いつくルーカスってどんな脳みそしてんだろってくらい閃きを感じる演出なのに. . . .

デス・スター上空での空中戦はさすがに古さを感じるけど、奥から手前へ、頭上から下方へと立体的に飛び回る機体。パイロット目線でグルグルと回るカメラワーク。公開当時の観客が感じたであろう衝撃を想像しながら観るのもまた楽しい。
とっくに知ってるはずなのに、ハンが応援に駆けつけるところは歓声を上げたくなるし、ラストの表彰式のシーンは晴れやかな気分になる。観終わった瞬間、残りの2作も絶対観るぞ!という気にさせてくれる。

そして数週間後に観に行った「帝国の逆襲・特別篇」
そこで二度と戻れぬSW沼にハマってしまう. . . .
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