bssymphony

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望のbssymphonyのレビュー・感想・評価

3.0
(20100803)
 一般的にジョージ・ルーカス(1944-)作品には映画の伝統への愛着が如実に感じられるわけですが、こちらもそのうちのひとつ。冗長な前半から徐々にスピードアップしてクライマックスにという流れもその一端、後半のスピード感はグリフィス以来の伝統を引き継ぐものとも言えます。ナチュラルに男性陣をあごで使う感が決め手で選ばれたらしいキャリー・フィッシャーは、ビジュアル的に役柄に追いついていない感がありますね。この手の役はヨーロッパの方に探しに行かないとなかなか居ないのではなどと思いましたが、エピソードⅠ~Ⅲのヒロインはそれに該当するんですな。
 空気も重力もきちっと作用している宇宙空間的な不自然な雰囲気やらストーリー展開がちと安易なのを指摘するのは不粋というものかもしれませんね。ファルコン筆頭にメカニックデザインは秀逸、クリーチャー筆頭にキャラクターデザインはがっかり感がやはりありますね。
bssymphony

bssymphony