映画ネズミ

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望の映画ネズミのレビュー・感想・評価

5.0
向いている人:宇宙、冒険、メカに興味がある人
向いてない人:宇宙に興味がない人

「5月4日」は「スター・ウォーズの日」ですね!

今回は、記念すべきシリーズ1作目『スター・ウォーズ』を見てみました!

始めに申し上げると、私・映画ネズミは自称「筋金入りのSWファン」です。

初めて劇場で見たSWは『ジェダイの復讐・特別編』でした。
(ラストで出てくる霊体がおじさんだった頃です!)

その後も、『エピソードⅠ~Ⅲ』『フォースの覚醒~スカイウォーカーの夜明け』をリアルタイムで見て、『クローン・ウォーズ』は追っかけで見ました。

でも、やはり最初に見たのは、この第1作目『スター・ウォーズ』でした。
個人的には一直線で迷いのないストーリーと、スピード感溢れる戦闘シーン、胸をうつ描写(夕陽のシーン、「ルーク、フォースを使え」、ハン・ソロの「イヤッホゥ!」など)の数々で、もう
私なりに、SWのスゴイところを皆さんにお伝えできればな、と思います。

1 ジョン・ウィリアムズの音楽
まずは何と言っても、ジョン・ウィリアムズの手がけたテーマ曲でしょう!
一度聴いたら耳から離れない、壮大で優雅なテーマ音楽がSW第1の魅力です!
オープニングでかかるマーチ音楽、
「夕陽」の場面でかかる夕暮れのテーマ、
「王座の間の音楽」からの、畳み掛けるようなエンディング・テーマ。
個人的に大好きなテーマです! どれも素晴らしい音楽です!

2 硬質で機能的なメカの数々
SWが、それまでのSFと決定的に違うのは、メカが「ごつごつ」していて、「汚れて」いるということです!
『2001年宇宙の旅』や、68年版『猿の惑星』、あるいは『スター・トレック』に出てくる、滑らかな流線型のメカは出てきません!
この「産業機械」的なデザインは、その後のSF映画のメカデザインを完全に変えてしまいました。
『エイリアン』の宇宙船などを思い出してみてください。
戦闘機型のXウィングとタイ・ファイター、ピザみたいな形をした輸送船ミレニアム・ファルコン号、くさび形の戦艦スター・デストロイヤー、そして惑星型の宇宙要塞デス・スターといった、特色あるメカが登場します。
ちなみに私はXウィングと、オープニングに出てくる封鎖突破船(ブロッケード・ランナー)が大好きです!

3 個性豊かなエイリアン、そしてロボットたち
SWには、様々な「実在しない惑星」が出てきます。
そこには、様々な形のエイリアンたち、そしてロボットたちが登場し、例えば宇宙空港の酒場で飲んでいたり、バンド演奏をしていたり、奥の部屋で怪しい商談をしていたり……。特に彼らについて細かい説明はないのですが、そういうところも含めて、「ああ、実際にこういう世界が存在するんだ」と思える実在感があります。

4 ストレートだけど、作品世界の広がりを感じさせるストーリー
ストーリーの骨格は、「ある場所に住んでいる青年が、ひょんなことから大冒険に巻き込まれてしまう」という、『ロード・オブ・ザ・リング』等と似たようなお話です。昔からある神話、冒険活劇のストーリーをなぞったもので、とてもシンプルです。

しかし、SW1作目の侮れないのは、オープニング、いきなり戦闘シーンから始まります。
そして、初めて耳にする固有名詞が、説明もなくたくさん出てきます。
「帝国」「反乱軍」「デス・スター」「元老院」「ケッセル鉱山」「オルデラン」……。
初めて見る方は、多くの方が混乱されると思います。
説明なしにたくさん出てくる固有名詞、これこそが、作品世界の広がりを感じられるのです!

5 あなたは誰が好き? なキャラクター
個性豊かなキャラクターたちが登場します。
主人公ルークは、農園に住み、いつかパイロットになって宇宙を飛びたいと願っています。
彼の元に来るのは、通訳用の人型ロボットC3POと、機械の整備ができる小っちゃいロボットR2D2の凸凹コンビ。2台の絶妙なボケツッコミ漫才に、何度も笑います。
彼が出会う老人ケノービは、昔ジェダイという正義の騎士団に所属していた戦士でした。
ルークが宇宙空港で出会うのは、威勢のいい海賊ハン・ソロと、相棒で大柄なチューバッカ。クールでちゃらい小悪党なのですが、熱い心もあり、ルークと友情をはぐくんでいきます。
物語の鍵を握るのは、レイア姫というお姫様。皆「姫」だからとナメてかかるのですが、芯の強い女性で、いざとなったら銃を取って戦います。
そして悪役は、ケノービ老人と因縁のあるダース・ベイダー卿。フォースという人知を超えた力を使い、恐怖をもって様々な任務をこなし、ルークたちの最大の敵となります。
SWは、本編だけで9作品あるのですが、全てこの第1作がベースになっており、ここに挙げた人々も、他の作品では違う顔を見せたりして、大活躍していきます。他にも、味のあるキャラクターがたくさん登場します。あなたはどのキャラが好きですか?
ちなみに私は、昔から今まで、ずっとルークが一番好きです。

6 43年間愛され続けたシリーズの出発点
本作の後、SWは本編映画シリーズだけで9作品、スピンオフ実写映画4作品を数えています。
文化的な影響も計り知れず、映画評論や映画の感想を書くときに、「『スター・ウォーズ』みたいな~」「『スター・ウォーズ』的な~」という言い方がされることがあるくらいです。
SW見たことない人は、「有名だけどどんなもんかな~」くらいで、一度見てみてください!!
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