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人生、ここにあり!のtheocatsのネタバレレビュー・内容・結末

人生、ここにあり!(2008年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレ
統合失調者を市場経済の一員として機能促進

させる過程を描いたイタリア映画。
エンドロールにて一応は実話ベースのようだが、コメディ、ハートウォーム、時にサッドな脚色が施された、視聴者のさまざまな感情を掻き立てる演出と構成。

話の肝は精神科病院でもお荷物である患者たちを、アート方面の特殊技能者協同組合員として市場経済に組み込み機能させようと奮闘するくだり。
そのためのツールが寄木細工フロアなのだが、その出来栄えが視聴者目線でも「オッ!!」となるような見事さだったことで話の説得力がグッと高まったのが大きい。

その組合を指導する健常なリーダーが粉骨砕身で奮闘することで業務も軌道に乗り始めるが、一般健常者と患者との恋絡みから予期せぬ悲劇が生じ全ては元の木阿弥に。
しかしここで予想外の転機。頑なに反対していた主治医が患者たちの精神状態の改善を認め、組合事業継続をリーダーに打診することになるが・・・


途中ごちゃごちゃしてこんがらがるような場面もあり、全方位的に肯定評価とまではいかないが、それでもなかなかの面白さと充実感はあった。

3.8の四つ星

012103
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