このレビューはネタバレを含みます
イタリア映画、めちゃくちゃ良いじゃねぇか!!
名作とされる『ライフ・イズ・ビューティフル』はすぐ寝ちゃったので、イタリア映画は私には合わないかと思ってたけど、これは良かった。
ざっくり言うと、精神病院から追い出された元精神科患者が、一般社会に出て普通に仕事をするって話。
時代背景とかバザリア法とか全然知らんけど、めちゃくちゃ良かった。
元患者たちにはそれぞれ個性があって、それをマネージャーのネッロが適材適所の役割を与えて、フルラン医師は良き理解者で…とか色々あるけど、細かいこと抜きにしてとにかく良いもんは良い!
基本、コメディタッチの明るい話なんだけど、シリアスな場面があったり、社会問題に切り込んだり、色々な要素を盛り込みながらバランス良く描かれてるので飽きない。
実話を基にしているらしく、「ここは実話だったら良いな」ってとこや、「ここは実話じゃなかったら良いのに」って心底思う部分があって、それだけのめり込んで観てたってことだと思う。
ラストの理事長からの挨拶、「こりゃ最高の挨拶だな」って思って観てたらゴッフレードがまんま言ってくれて、「あんたも最高だよ!」と握手したくなった。
本当に良い映画でした。