マグロ

歓びの毒牙(きば)のマグロのレビュー・感想・評価

歓びの毒牙(きば)(1969年製作の映画)
3.6
アルジェントのデビュー作。

ある夜、主人公は画廊での殺人現場を目撃する。被害者の女性は一命を取り留めたが犯人は依然として不明。何かが引っ掛かる主人公は自らも犯人探しに乗り出す…。

この頃からすでにアルジェント。黒のレザーグローブ、狙われる女たち、ざっくりなサスペンス、インパクトのある展開、精神分析的要素。
以降の作品のような派手さはないが、しっかりとしたつくりの秀作。モリコーネの音楽も情緒的。美術品たちのセンスも非常良く、画廊での一幕は非常に美しい。

今回初めてオリジナル音声の英語ではなく、イタリア語の方で観てみた。イタリア語の方がやっぱり雰囲気出るような気がする。
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