このレビューはネタバレを含みます
やや“雰囲気映画”で地味ですが、共時性(シンクロニシティ)という概念が好きな自分には向いていました。
この作品はそのすごく薄い共時性フリークを狙って作られている(気がする)ので、ハマらないと評価がかなり低くなります。
謎の生命体との戦い!みたいに構えると失敗します。
低スコアなのもわかります。
悲しく暗い話なので、自分のセンサーが強く反応したというのもあります。
最近見ましたが、もっと早く見ておけばよかったです。
想像と全然違った哲学的な内容に酔いしれました。
この映画が醸し出す絶妙な雰囲気を味わえる人はレアなのかもしれませんが、共時性を全力で描いた価値ある作品だと感じています。
閃いてもなかなか映像化しにくいような概念を平然と描くのがこの映画の作者なんだと思います。