拓風

僕らのミライへ逆回転の拓風のレビュー・感想・評価

僕らのミライへ逆回転(2008年製作の映画)
3.7
主人公はビデオ屋の店員。
店長から留守を任されるも、ひょんなことからレンタルビデオ全てが磁気で内容が消えてしまう。
困った主人公たちは、自分たちでその映画をリメイクしていくが・・・。


予告で見た時はただのおバカ映画かと思った。

確かにおバカはあった。

「ゴーストバスターズ」や「ラッシュアワー」、「ロボコップ」などを手作りでリメイクしていくところなどは確かにおバカ。
ネタ元を知っていればもう少し楽しめるかと。

けれど、ラストに向かってだんだんと心温まる内容に。

みんなが何を求めているのか、それをみんなで作り出す。
与えられるものでも、どこか遠くから運ばれてくるものでもなく、自分たちで作り出し、この場から生み出していく。

その思いはラストに結実。

そのまま、エンドクレジットまでご覧ください。
エンドクレジット2曲目「Mr.Fletcher's Song」が、歌詞と共に心に響きます。

使われている音楽もすばらしい。

まあ、自主制作で20分の映画がこんなに反響を得るのかなどいろんな疑問もありますが、そこは目を瞑ることにします。
拓風

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