このレビューはネタバレを含みます
素晴らしかった。
音楽っていいなと思えたし、古典だから退屈かと心配してたがストーリーも面白く引き込まれた。景色の美しさ、草原や屋敷の周りの湖、屋敷自体もセンスが良くて映画全体の色合いがとても好き。コテコテしてなくてサッパリした美しさ。
主人公のきている服も綺麗な水色やシンプルな白、とても良かった。
とびきりロマンティックな場面の色合いはすごく美しかったなー。「無からは何も生まれないから(幸せが訪れるという事は)私はきっと何か良い事をしたのでしょう」というようなセリフは自分の人生などに置き換えてもジーンときた。
修道院出身という事で結婚や、戦争の中逃げるという運命に直面した時は神がいつもついているというような雰囲気も、しっかりと人生を歩んでいる感じで良かったし
主役の演技してるとは思えない生き生きした魅力も素敵だったしエーデルワイスの歌も良かった。オーストリアの祖国愛、当時は本当にこんな感じだったのかな、、
戦争で暗い雰囲気の時代、神の存在や音楽、大自然の美しさなどに支えられていたのかな。
音楽、色合い、ロケーション、ロマンス、シビアな現実の中を生き抜くタフさなど全て良かった。
この先が気になる。無事に逃げ切って幸せに暮らしてほしい。