ナツミオ

サウンド・オブ・ミュージックのナツミオのレビュー・感想・評価

4.8
WOWOW録画DVD鑑賞
ミュージカル作品の超有名作品。
これが一番のお気に入り‼️

子供時代、TV放映で何回も観た名作。超久しぶりに観たが、名曲の数々はしっかり覚えていた。音楽の授業で歌った曲も。

アカデミー賞で作品賞など5部門を受賞した、映画史上最も愛された名作ミュージカルの1本。
家族揃って楽しめる名ナンバーを満載!

アカデミー賞
5部門受賞(作品・監督・編集(ウィリアム・H・レイノルズ)・編曲(アーウィン・コスタル)・録音(ジェームズ・P・コーコラン、フレッド・ハインズ)

ゴールデングローブ賞(第23回・1966年)ミュージカル・コメディ部門 作品賞を受賞

原題 『The Sound of Music』

1965年米作品175分
監督 ロバート・ワイズ
脚本 アーネスト・レーマン
音楽 リチャード・ロジャース
オスカー・ハマースタイン二世
アーウィン・コスタル
撮影 テッド・マッコード
出演 ジュリー・アンドリュース クリストファー・プラマー エレノア・パーカー リチャード・ヘイドン ペギー・ウッド シャーミアン・カー
日本語字幕 森みさ
インターミッションあり

(kinenoteあらすじより加筆)
オーストリア・ザルツブルグ。
「オーストリア 1930年代 最後の黄金の日々」
志願修道女のマリア(アンドリュース)は歌が大好きだった。ある日彼女は修道院長(ウッド)の命令で、7人の子供がいる、やもめの退役海軍大佐トラップ(プラマー)家の家庭教師となった。トラップ家の古風で厳格な教育方法に対しマリアは彼女一流の音楽教育を始めた。大佐が婚約者の男爵夫人を迎えにウィーンに旅立った後、マリアは子供たちに音楽の楽しさ、歌うことのすばらしさを教えた。帰宅した大佐は子供たちの変りように驚きマリアを責めたが、子供たちの美しいコーラスを聞いた時、心ならずも忘れていた音楽を愛した昔を思い出した。
1938年、オーストリアはナチス政権下のドイツに併合され、戦争の不穏な空気が漂い始め……。

第二次世界大戦直前のオーストリアを舞台に実在したトラップファミリー合唱団がオーストリアを脱出する実話を元にミュージカル作品化した、不朽の名作。
実際の脱出行は、イタリア経由で最終アメリカへ亡命し、非常に安全で危険のないものだったという。

監督は同じくミュージカルの名作『ウェストサイド物語』(1961)のロバート・ワイズ。
主演は、前年『メリーポピンズ』でアカデミー賞主演女優賞受賞したジュリー・アンドリュースの天真爛漫なマリア役がその高い伸びのある歌声と共にハマり役‼️

そしてトランプ家の7人の子供たちが個性豊かに活躍する。


以下ネタバレ気味。

主な歌曲
《歌:サウンド・オブ・ミュージック》
映画の冒頭にマリアが山々に囲まれた緑の大地の上で歌い踊る。

この雄大な曲とジュリーの伸びのある歌声、オーストリアの山々の風景の刷り込みで記憶が鮮明に蘇る‼️

《歌:マリア》
マリアは修道女見習いだったが、そのお転婆で周囲の修道女にからかわれていた。

《歌:自信を持って》
修道院長から、ある日マリアはトラップ大佐の子供たちの家庭教師をするように勧められ、トラップ邸へ向かうことになる。

《歌:もうすぐ17才》
長女リーズルと恋仲の電報配達のロルフとの密会。

《歌:私のお気に入り》
雷を怖がりおびえる子供たちにマリアは「哀しい時、つらい時は楽しいことを考えましょう」と教える。
JRのCMでも使われた馴染み深い曲。

《歌:ドレミの歌》
マリアは子供たちに歌を基礎の基礎、ドレミの階名から教える。
ザルツブルグ案内しながら山の上でも歌う名シーン。
マリア手作りの古カーテンから作った子供たちお揃いの遊び着が、素晴らしい出来栄え‼️

《歌:サウンド・オブ・ミュージック》
ゲオルクは、子供たちの合唱する声に吸い寄せられて自らも長い間忘れていた歌を歌う。

《歌:ひとりぼっちの羊飼い》
マリアと子供たちはエルザとマックスを歓迎する会を開き、その歌のすばらしさと人形劇の面白さにゲオルクは大喜びする。
人形劇の動きがコミカル、ヨーデルの楽しい曲。

《歌:エーデルワイス》
ゲオルクは、子供たちに押し切られる形でギターを受け取り昔を懐かしむかのように情感をこめて歌い上げる。
音楽の授業で歌った、大好きな曲。昔はオーストリア民謡と思ってたらオリジナル楽曲‼️

《歌:さようなら、ごきげんよう》
トラップ邸での舞踏会で部屋に戻る子供たちが歌う。
最後に末娘が階段に座って歌う仕草が可愛らしい‼️

《歌:すべての山に登れ》
修道院へ帰ったマリアが院長から神の愛も男女の愛も同じだ、向き合って自分の道を見つけなさいと諭され、マリアはトラップ邸に戻る。
マリアの決心とラストの山々の風景が被る。

《歌:私のお気に入り》
修道院へ行っていたため昼食に遅れた子供たちは父親に叱責され、歌を歌って元気を出そうと歌っていると、重なるようにマリアの歌声が聞こえた。

《歌:何かいいこと》
ゲオルクとマリアは、邸宅の庭で互いの愛を告白し、キスを交わす。
惹かれあっていた2人がついに結ばれる。ジュディの首筋のシルエットが美しい。

《歌:マリア》
二人は教会で子供たちや修道女たちに祝福されて結婚式を挙げ、新婚旅行に出かける。
その間に、子供たちは音楽祭の出場が決まる。

《歌:ドレミの歌》
《歌:エーデルワイス》
《歌:さようなら、ごきげんよう》
親衛隊の厳重な監視の下、ザルツブルクの祝祭劇場で行われたコンクールでのトラップファミリーの歌唱曲。
聴衆に語りかけるゲオルグが歌い出し、皆の大合唱は、鳥肌モノ!

《歌:すべての山に登れ》
トラップ一家は徒歩で山を越えて逃亡先のスイスへと向かう。
先の修道院からトラップ邸に戻るマリアの決意と共に、家族揃って困難を乗り越える決意を感じる。

この困難な時代を生き抜く一家を応援しながら、名曲の数々とジュディの歌声、トラップファミリーの子供たちの可愛らしさを楽しめる‼️

所有DVD録画の映像が良くなかったので、綺麗な映像でまた観たい作品。


AFI(アメリカ・フィルム・インスティチュート)選出の「アメリカ映画ベスト100」(1998)の55位に選出。

AFI情熱的な映画ベスト100
(2002) 第27位に選出。

AFIアメリカ映画主題歌ベスト100
第10位 "The Sound of Music"
第64位 "私のお気に入り"
第88位 "ドレミのうた" に選出。

AFI感動の映画ベスト100(100 Years…100 Cheers: America's Most Inspiring Movies)(2006) 第41位に選出。

AFI ミュージカル映画ベスト(AFI's Greatest Movie Musicals)(2006) 第4位に選出。

AFI アメリカ映画ベスト100(10周年エディション)(2007)
第40位に選出。

アメリカ国立フィルム登録簿に登録
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