Mikiyoshi1986

女と女と女たちのMikiyoshi1986のレビュー・感想・評価

女と女と女たち(1967年製作の映画)
3.8
4月24日は大女優シャーリー・マクレーンの84歳のお誕生日!
おめでとうございます!

彼女の最盛期に当たる60年代の中でも、特にその魅力を贅沢に堪能できるのが本作『女と女と女たち』
全7話に渡るオムニバス形式でシャーリー・マクレーンがあらゆる女性を演じ分け、七変化コメディで我々を楽しませてくれます。

とにかくシャーリーの可愛さ・美しさ・エロさ・演技の幅が物凄く、
彼女が全編通して身に纏うピエール・カルダンの衣装たちも注目したいポイント。

アメリカ資本ながらも舞台はフランス・パリ、
しかも監督するのはイタリアの巨匠ヴィットリオ・デ・シーカ!

そしてなんと言っても共演者が超豪華なことね。

1話『ポーレット』葬列の未亡人を口説くお医者さんをピーター・セラーズ!

2話『マリア・テレーザ』妻の留守中に浮気した夫をロッサノ・ブラッツィ!

3話『リンダ』魅惑的な通訳美女リンダが部屋に飾る写真にはマーロン・ブランド!

4話『エディット』小説家の夫を振り向かせたい一心で張り切る妻、その友人にエルザ・マルティネッリ!

5話『イヴ』オペラに着ていくドレスを巡って上流夫人の熾烈な死闘が繰り広げられる、そのライバルにエイドリアン・コリ!

6話『マリー』不倫の末、心中を決意する男にアラン・アーキン!

7話『ジーン』最後を締め括るのは『フォロー・ ミー』のような感動作に仕上げたアニタ・エクバーグ、フィリップ・ノワレ、そしてマイケル・ケイン!

贅沢なキャストと60年代のパリ、そしてシャーリーの魅力が詰まった逸品オムニバスです。
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