ダークシティの作品情報・感想・評価

「ダークシティ」に投稿された感想・評価

chaooon

chaooonの感想・評価

3.7
夢から目覚めても、まだ夢の中にいるような感覚…

決して明けることはない夜のみが続く、陰鬱な街。主人公が目覚めると記憶がなく、不気味なドクターや妻だと名乗る女性、異様な風貌の男たち、不自然な街並み、全てが謎に包まれた世界を手探りで彷徨う。

『マトリックス』とか『ブレードランナー』とか、自分の記憶や存在、取り巻く世界に違和感と疑問を持つ系のSF大好きだなぁ〜♪

自分の記憶を辿る時、まるで写真のスライドショーを見るように、どこか他人事で、本当に自分の記憶か自信が持てなかったり。

毎日顔を合わせる家族が、ふとした瞬間全然知らない他人に感じたり。

朝目が覚めて隣に眠る夫が、そこには居てはいけない人物に感じてビクついたり。

既視感(デジャヴ)の反対で、未視感(ジャメヴ)っていうんですね。デジャヴほど馴染みがないけど。ゲシュタルト崩壊もその一種なんだね〜、へ〜。

これって私の本当に記憶?記憶と思ってるけど、実は作られたもので、今以外の過去は本当は存在していないのかも?
目覚める前の出来事はどこか遠く感じて、本当の現実だって保証なんてないんだもん。

なんて、妄想が膨らんじゃう私はまさしく中二病♪(´ε` )
今作はそんな妄想を大いに膨らませてエンタメにしてくれた作品♪

映像の古さはあれど、街が動く描写や世界の姿が明らかになったとこ、カッコいい♪
異様なあの人たちの服装とかヴィジュアル好きだわ〜サイバーパンク感あって♪

不気味なドクターを演じたキーファー・サザーランドの新しい一面を見た!だってジャックバウワーのイメージしかないから!!

前半の謎な感じを、ちゃんと後半で明確にしてくれるところは親切。説明的過ぎるくらい。

ラストはなんだかちょっとごしゃっと終わるし、主人公がなんか強すぎだけど、その辺はあんまり説得力なくて、色々突っ込みどころがあるけれど、それもまた良いのかな〜と思える雰囲気。
JIN

JINの感想・評価

4.5
昔観て、その近未来SFの世界観にめっちゃ魅了された作品。
自分の記憶の中では★5つ級だった。
で、Blu-rayが出てたからわざわざ買って、今観たらどう感じるのかな?と。
あれから自分はあまりにも数多くの映画を観過ぎてしまったようだ。
随分と感情の記憶が美化されてしまっていた(笑)
当時はかなりスタイリッシュにも見えてたのになあ。
それでもストーリーはなかなかの硬派っぷりで、やはり見応えはあったね。
今でこそこうゆうタイプの作品も多いけど、また自分のルーツとして観たくなるだろう。
お互いに睨み合っているだけの戦い方はむしろ斬新だった笑
目が覚めたら違う人格になっていて、その事実を自分だけがわかったら…。私もあの人みたいに狂ってしまうだろうな。
再構築後の世界が気になる。
pon

ponの感想・評価

3.8
マトリックスもそうだけど、生きることを不安にさせてくる映画が好きだ。
ストレンジャーが眠った人達を丁寧にセッティングするのはなんか可愛い。
点

点の感想・評価

3.8
どれだけツッコミどころが目につこうが、それでも何故か大好きと言える映画。安っぽさが退廃的な雰囲気を更に強めていて良い

このレビューはネタバレを含みます

 




『闇に閉ざされた迷宮の地図』

自宅にて鑑賞。題名通り、終始、闇が画面を支配し、暗い夜のシーンが圧倒的に多い。“エマ・マードック(アンナ)”のJ.コネリー、“フランク・バムステッド”警部のW.ハートとお気に入りの演者が顔を揃えている。夜中に黒尽くめでハイカラーのロングコートにスキンヘッドの連中が黙々とライン作業に精を出し勤しむ様が微笑ましかった。意味有り気に謎が謎を呼ぶ展開は良いのだが、平坦で起伏に乏しい前半、まどろっこしい中盤~の展開と中途半端でカタルシスに欠ける対決シーン等々、全篇、どこか物足り気な割にラストは冗長気味で少しダレてしまった。60/100点。

・画的な雰囲気として、無彩色で蒸気の立ち込める退廃した夜の街並みで古くは『メトロポリス('26)』、『シン・シティ』シリーズ('05・'14)や『エンゼル・ハート('87)』、『バットマン』シリーズ('89・'92・'95・'97・'05・'08・'12)の舞台となる“ゴッサム・シティ”、或いはD.リンチの(ナイトクラブで唄うジャズ歌手と云う共通点もある))作品群を、大きな輝く文字盤は『KAFKA/迷宮の悪夢('91)』辺りを髣髴させるが、孰れの作品よりも本作の方が何故かカラッとした印象を受ける。見せ場は真夜中に正体を現す不気味な街であろうか。姿を変えるその様は規模は違えど『ドクター・ストレンジ('16)』や『インセプション('10)』辺りを想起した。建物が歪み、変化して行くアイデアは前作『クロウ/飛翔伝説('94)』撮影時のセット替えの際、思い附いたと監督は答えている。

・ネタバレとして、第三者による環境下でのコントロールされた日常生活と云う世界観や設定は『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー('84)』、『新・世にも不思議なアメージング・ストーリー2('88)』に収録されている『シークレット・シネマ "Secret Cinema('86年4月6日米国TVにて初放送)"』、『トゥルーマン・ショー('98)』、『エドtv('99)』、『シグナル('14)』等によく似ており、プロットの大筋──偽の過去に疑似体験、刷り替えられた記憶等はP.K.ディックそのものである。

・クライマックスで描かれる“チューン”と呼ばれる「力」の対決は『スキャナーズ』シリーズ('81・'90・'91・'93・'94)、軟体生物が頭から出て来るのは『ヒドゥン』シリーズ('87・'93)、『ノイズ('99)』を思わせる。

・立派ながたいとは裏腹にK.サザーランドが演じるのは珍しく気弱な“ダニエル・P・シュレーバー”博士──この役名は、統合失調症者の犯罪に関する制度見直しを推進した1903年に刊行された「シュレーバー回想録─ある神経病者の回想録」の著者で、S.フロイト、C.G.ユング、J.ラカン、E.カネッティ、G.ドゥルーズ&P-F.ガタリ等、後継者に多大な影響を与えたと云われるダニエル・パウル・シュレーバーから採られている。原案・脚本を兼ねた監督によれば、本作は先述の本から構想を得たと云う。

・後半、登場する建物の屋上を飛び交うチェイスシーンで使用されたセットは『マトリックス('99)』の製作陣に売却されたらしい。これを念頭に彼作を観直すと、確かに本作で用いられたと思われるセットの一部が塗り直されたり、或いは微妙に形状を改良されたと思しき姿で背景やその他で活かされている様に見受けられる。

・冒頭、R.シーウェルの“ジョン・マードック”が覚醒するモーテルのルームナンバーは“614”であり、これは救世主の到来が記された聖書の「第6章 14節」に由来するらしい。

・前半、W.ハートの“フランク・バムステッド”警部”警部が、“エマ・マードック”のJ.コネリーに示したR.シーウェルの“ジョン・マードック”の犠牲者と思われる娼婦のリストにあるのは"Michelle Davies"、"Alison Montgomery"、"Samantha Richards"、"Kathleen O'Shea"、"Simone Shaunessy"、"Beth Mulligan"の六名分である。

・ラストシーケンスで、“エマ・マードック(アンナ)”役のJ.コネリーが海を眺めているカットがある。この印象的なショットは、後に彼女が出演した『レクイエム・フォー・ドリーム('00)』、『砂と霧の家('03)』の二作にて再演されている。

・製作陣によると本作のアートディレクション、取り分けデザイン上のテーマは円と螺旋(渦巻き)であると云い、指紋や傷跡、街中そこかしこに溢れる落書き、地下都市のビジュアル等、冒頭から全編を通し一貫し使われている。これは知らず知らずの内に街が作り直され、記憶もどんどん変化するコンセプトに沿った象徴的なモチーフとして用いられたとしている。

・ポストプロダクション時、制作陣と監督を初めとした現場陣で編集を巡り対立が起こり、監督はディレクターズカット版を作った。変更点としては例えばオープニング、“ダニエル・P・シュレーバー”博士(シナリオ上はこのキャラクターは生き残っていた)のK.サザーランドによるモノローグはカットされた他、様々なシーンに手が加えられ、公開版よりやや長くなったこのヴァージョンはDVD他の媒体で観る事が出来る。

・映画評論家のR.イーバートは本作を自著"The Great Movies('03)"内で自身のベスト100にリストアップし、論じてる他、'98年のベストフィルムであると称賛した。彼の解説は米国版DVDの副音声に収録されている。

・エンドロール時に"Filmed in Panavision"とクレジットされているが、全シーンスーパー35mmで撮影されているらしい。亦、本作は'98年2月25日にカリフォルニア州ロサンゼルスに在るセンチュリーシティにてプレミア初上映されたのを皮切りに二日後の'98年2月27日に全米公開されたが、エンドロール上のコピーライトにはMCMXCVII(1987年)とクレジットされている──これは当初、'97年秋頃に公開が予定されていたにも関わらず、何らかの事情で約半年遅れ、年が跨いでしまったようである。

・鑑賞日:2019年7月25日(木)



 
ちゃむ

ちゃむの感想・評価

3.7
世界観すごい!
Rio

Rioの感想・評価

3.0
タイトル通り、終始暗い雰囲気。
キーファー・サザーランドが、「24」のジャック・バウアーの真逆をいく気味の悪い精神科医を演じてた…💦

画面を通じて伝わる陰鬱な雰囲気と謎が醸し出す気味悪さが良かった!
メリッサ・ジョージ 美しい

最後 ハンドに言ったセリフ カッコいい
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