うめまつ

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリーのうめまつのレビュー・感想・評価

4.6
どんなに気持ちが塞いでいても、ロビンウィリアムズの陽だまりのような笑顔を見ると頰を緩めずにはいられないし、できることならすり寄ってゴロゴロと喉を鳴らしながら日向ぼっこしたいし、あの毛むくじゃらの腕に全力で走って行ってぶら下がりたいし、全身全霊の分厚いユーモアに迷いなく心は弾むし、だからこそ苦しむ姿には胸が押し潰されそうに痛むし、もうこの世に居ないと思うだけで何度だって目頭が熱くなるし、あの翳りのない微笑みに一粒の悲しみを宿す、澄んだ青い瞳に自分の寂しさを投影しては、彼の《過剰な明るさ》こそが私をここから救い出してくれるような気さえして、映画界のどんなスターよりもいつもいつでも心の真ん中に居て、思い出すだけでポカポカと発熱してくれる永久カイロのような、面白くて優しくて誰よりも言葉が通じる大好きな親戚のおじさんのような、挨拶ひとつで心の壁をぶっ壊して来てくれる正真正銘で唯一無二のスーパーヒーローである。

ロビンに対する愛しさと切なさと心強さについて考えているとそれだけで涙が止まらなくなって、次第に頭がぼぉっとしてきてすぐに眠くなってしまうので、十数年ぶりに見直したというのに映画についてはまだ何も書けそうにない。ひとつだけ言える事は、彼の魅力が余すところなく詰まった見渡す限り素敵がいっぱいの作品だった。