けーな

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリーのけーなのレビュー・感想・評価

3.7
実在の医師パッチ・アダムスを描いた映画。医師を目指す人には、パッチが説く持論を忘れずにいて欲しいと思う。患者には、笑いが大事で、quality of life(生活の質)を向上させることは、とても重要なことだと思うから。
とは言っても、社会生活を営む上で、ルールを守らず、自己流を通すことは、時に危険を伴うことでもあるし、笑いが大事とは言っても、節度を重んじるべき時もあるので、パッチ・アダムスのような人が、現代社会で、持ち味を生かして行くことは、難しいことであっただろうと思う。そういう意味でも、この映画の、どこからどこまでが、実話で、どこからがフィクションなのかが、少し気になった。

ロビン・ウィリアムズが、はまり役。他の俳優が演じることを考えることさえできない。

寮で同室となる同級生役のフィリップ・シーモア・ホフマンも、見事だった。敵対する人なのに、最後は、味方となる重要な役だ。それにしても、ロビン・ウィリアムズも、フィリップ・シーモア・ホフマンも急逝してしまっただなんて、本当に惜しいことだ。
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