オープニングのナレーションで完全に心を掴まれた。
彼の人に向ける眼差しと意志には強く共感するけれど、現実問題そんな風にできっこないとも思ってしまう葛藤があって、でも、この映画が実話を元にした作品であるという事実が、現実って思っているよりも柔軟で天井のないものなのかもしれない、理想を追求してもいいのかもしれないという気にさせてくれる。そう思わせてくれる映画に救われる日もあるよね。
烏滸がましいけど、彼の行動や思想が過去の自分と重なって見えてしまって、結局私は彼のように理想を貫き通すことは出来なかったけれど、あのときこの映画に出会えていたら変わったかな、救われたかったなとか考えたりもしちゃうね。
今、何か理想とのギャップで挫折しかけている人に見て貰いたいなって思う。
