兵役のため男と女が離れたことにより悲劇へと展開していきます。
対称的な余呉湖の美しさと戦争の悲惨さを感じさせる映画で終わりの頃は涙が出てきました。
佐久間さんは目で演技のできる女優さんですね。映像…
水上勉原作、定番ともいえる若狭地方から繭取り奉公に出た貧農の美しい娘さくの悲恋物語。人間の悲しみの涙で貯まったとされる水深深い余呉湖の水で洗われて織る三味線糸の工程、奉公先の家人たちが皆優しく“あゝ…
>>続きを読む佐久間良子は綺麗だが、物語は盛り上がりもないまま時間が経っていく映画であった。
田坂具隆監督作品であり、且つ、水上勉原作。
更に、奉公先のオヤジ(千秋実)とオカミサン(小暮実千代)ということで、名…
佐久間良子を観るための作品。
とにかく綺麗、奇跡的なほど綺麗だ。
水上勉原作の映画と佐久間良子の組み合わせはある意味最強。五番町夕霧楼も越後つついし親不知も良かったけど、一番好きなのは本作だ。何し…
決定的なワルモノが登場せず、鴈治郎演ずる師匠も我慢重ねて、もうタマラン状態で爆発。落ち着いて考えると、ヒロインは自覚のない悪女。ポスト近松劇的な終わり方。中村嘉葎雄と鴈治郎が思いっ切り演じて素晴らし…
>>続きを読む奥琵琶湖の土地柄と三味線糸作りの工程が、新参者のヒロインに説明する形で手際良く語られる。糸を撚る光景がとりわけ風情がある。
自我の無いオナゴが自己犠牲ですべてを解決しようとする、水上勉らしい物語。佐…
水上勉原作の文芸映画との触れ込みだったので品格ある作品だろうと思ったら全然違って、おぼこい娘に惚れた三味線の師匠があの手この手で娘を手篭にする話であった。
手篭のやり方も昭和のおっさんが凡そ考え付き…
冒頭の糸作りのシーンを見て余呉湖の夜泣き岩のウンチクを聞いた時点でもう良い映画を見たな〜って充実感が満たされてしまいその後よけい長く感じた...。
中村鴈治郎の童貞チックなアプローチはウケたけど。京…
愛する男を待ちきれずに都会(京都)に行ってしまうという若い女性らしい気持ちの動きは良かった。
このころ(大正時代)は滋賀と京都は感覚的にずいぶん離れていたんですね。
とにかく長くて充分に寝ていても…