さわだにわか

さらば夏の光よのさわだにわかのレビュー・感想・評価

さらば夏の光よ(1976年製作の映画)
3.6
秋吉久美子の魅力というものは俺にはよくわからんが郷ひろみが意外にもと言っては失礼なのかもしれないがとても味のある芝居をしていてこれが良かった。傷ついた少年の眼差しとあの声ですよあの声。かわいいな郷ひろみ。守りたくなる。

お話はなんかニューシネマ的なというか。誰も悪いやつのいない青臭い三角関係が汚い大人のせいでぐちゃぐちゃになる。切ないね。ロッテリア全面協力なのでバイト店員の郷ひろみがボテトを揚げるシーンとか入ってますがその店長が悪いやつっていうのは大丈夫だったのかロッテリア的に。まあ大丈夫だったからこうやって映画になっているのだろうが。

それにしても昔のロッテリアはこんな洒落た店だったんだなぁ。アメリカンスタイルのダイナーみたいなのがコンセプトだったのだろう。一度こんなロッテリアにも行ってみたかった。という、風俗描写も楽しい映画でした。
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