MASAYA

ロック・オブ・エイジズのMASAYAのレビュー・感想・評価

ロック・オブ・エイジズ(2012年製作の映画)
3.8
We built this city,
we built this city on rock 'n' roll♪

この歌詞がこの作品の要約のようなもの。

オクラハマのJust a small town girlとハリウッドのJust a city boyが夢を追いかけロックをきっかけに出会うまさにボーイミーツガールのミュージカル映画。

でも恋愛メインというよりは、ロックンロールを求める若者とロックは音楽の堕落と考える母親世代との対立が面白かった。自由を求めるティーンエイジ、当時彼らの青春時代独特の心の中の葛藤を歌ってくれるのがロックだったのではないか。そういう社会的背景に触れているところが非常に興味深かった。

あとトム・クルーズが酒浸りの堕落したミュージシャンとして登場します。こんな役もやるんだなと。主人公のロックに触発され再起するみたいな流れだけど、それにしては尺が短い。

色々欲張って手を出した結果、全体的に深みがなく浅はかになってしまった印象。物語を代表するはずの2人のカップルも典型的な離れて愛しさに気づいて復縁するパターン。ベタすぎる。

でも作中登場する数々の名曲。知っていればそれだけ楽しめること間違いなし。エッジの効いたアレンジにストーリーとの相乗効果によって生み出されるインパクト。もっとあの時代の音楽を聴きたいと思えた。

そして大好きな「Don't stop believing 」でのエンディング。ズルいなあ。

まとめると突っ込みどころはあったけど、社会的テーマのある楽しめる映画。少し異なるけど「ピッチパーフェクト」好きなら楽しめるのではないかな。