デイ

レイチェルの結婚のデイのレビュー・感想・評価

レイチェルの結婚(2008年製作の映画)
3.3
うーん…評価が難しい…。

この題名でアンハサウェイ主演だから、ハッピーな映画かと思っていたら、ぜーんぜんそうじゃない。

"レイチェル"はアンハサウェイでは無く、アンハサウェイ演じるキムのお姉ちゃんでした。

お姉ちゃんの結婚式直前と結婚式当日を描いた作品でした。

ドラッグ中毒で入院してるキムが姉の結婚式のため、一時帰宅します。

家族をかきまわすキムの存在。
不穏な空気。

これ、お姉ちゃんのレイチェルの立場だったら、もうたまらなーい(>_<)。
結婚式の花嫁は自分なのに、主役は自分なのに、キムがいることで、パパもキムばかり心配しちゃうし。

キムの"構ってちゃん"具合にイライライライラ…。
両家顔合わせの時のスピーチでも、自分がダメダメで可哀想人間のアピール。

レイチェルお姉ちゃんの親友とも張り合うところとかね…。

キムは何歳ぐらいの設定なのかなー。
19歳とかハタチぐらい?

で、私の中で理解出来ない点が…。

キムは16歳の時、鎮痛剤過剰摂取でラリって、車を運転。
同乗していた幼い弟を事故で死なせてしまう。

それなのに、何故、車を運転しようとしたがるのかな…。
家族みんな弟の死で傷ついているのに。
弟を死なせてしまったなら、私ならもう二度とハンドルは握らない。

両親の離婚だって、弟の死の後だろうし、16歳で薬物中毒になった理由が分からない。

しかも、弟が死んでいるこにもかかわらず、薬物中毒が治っていないとか…。

ママが酷い…って意見もあるけど、
「薬物中毒の私に弟の面倒をみさせたママが悪い」
とか…
私もアンハサウェイの顔をぶん殴りたくなったなーぁ(>_<)。

色々揉めたけれど、やはりレイチェルお姉ちゃんは優しい。
ママにビンタをくらい、自暴自棄になって車を森に突っ込み、顔アザだらけで"結婚式"当日の朝に帰って来たキムをお風呂に入れてあげて、洗ってあげるシーンはとても印象的。

色々あっても、妹は妹だもんね…。

あとは結婚式のパーティでの踊りのシーンとかダラダラ見せられて、退屈でした。

自宅の庭で結婚式挙げられるなんて、アメリカだなーぁ。とか…。

今はハッピーな映画しか観たく無いのだけれど(T_T)、なんとなく最後まで観てしまった…。

ほとんど笑わないアンハサウェイ。
アンハサウェイの演技の評価もあって、この点数かな。
やはり、アンハサウェイは笑顔が良いよね☆

ラストで少し笑顔を見せてくれて、その笑顔が輝いて見えてたまりませんでした。
デイ

デイ