ペイン

レイチェルの結婚のペインのレビュー・感想・評価

レイチェルの結婚(2008年製作の映画)
4.0
ポール・トーマス・アンダーソンの師匠でお馴染みジョナサン・デミ監督作。

非常にドキュメンタリックな撮り方で役者陣の即興演技をそのまま取り入れた生々しい演出。同じニューヨークインディーズ作家のジョン・カサヴェテスっぽいですね。

間違いなくアン・ハサウェイの病み演技はキャリアベストアクト。アカデミー賞主演女優賞にノミネートされただけある。あとタバコ吸ってる姿がとにかく美しい(笑)

正直、結婚パーティーシーンが長いとか冗長に感じるシーンが多々あるのは確かなんだけど、それでもデミ監督の描く家族間のディスコミュニケーションはヒリヒリして見応えあるし深い余韻を残します。

ニューヨークインディーズ作家らしい洒落た音楽使いなど全体的に品の良い映画です。
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