「レイチェルの結婚」に投稿された感想・評価

一見、穏やかで幸福そうな家族でも深い傷が存在し、その傷がことあるたびに家族にぴりぴりとした緊張を走らせ、場合によっては大きく衝突させる。『レイチェルの結婚』は、家族の間に存在する大きな傷と、その傷を抱えた家族の姿を描く。


傷は簡単に修復されるわけでもないし、ましてや消え去るものでもない。その傷跡はどれほどの時間が経過しようとも、場合によっては何年何十年も、傷口がぱっくりと開いた血が流れる生々しい痛みをもたらすものかもしれない。でも、人間はその傷跡を抱えて生きていかなければならないし、その傷跡から逃れることもできない。


けれども、人間は傷にとらわれたままでいるわけにはいかない。過去の傷は傷として抱えながらも、幸せでより良い人生を選び取って歩きはじめることも可能だ。この物語は、そういったことを示していると言えるだろう。
序盤で主人公キムの素性が分かる描写があり凡その人柄は分かるのだがアン・ハサウェイの表現が繊細で役にのめり込んでいるので終わりを向かえてもキムに対してはこれからの未来に多くの光りが射し込んで欲しいと願う作品でした。
これもまた歪な家族の物語。姉・レイチェルの結婚式を機に集まることになった家族、主役はレイチェルではなく妹・キムではあるがホームビデオカメラによる第三者視点で撮られているためこの家族の微妙な距離感が客観的に浮き彫りになる。離婚した父と母、結婚を控えた姉、薬物中毒で更生施設に入っている妹、そして不慮の事故により亡くなった弟、家族だからこそ分かり合えない/合わない、でも縁は簡単に切れないからこそ受け入れ交錯しながらぶつかり合う。結婚というタイトルに反して内容的には少し重めではあるがラストの解釈込みで色々感じる事がある作品だと思います。花婿役でTV on the Radioのヴォーカルが出ていたのに驚いた。
記録✒
アン・ハサウェイのコメディ女優脱却した作品
☆☆☆★

2009年5月3日 Bunkamura ル・シネマ1
大人になり切れない身勝手な言い分。思い上がりで周りを巻き込みながら自分のペースに付き合わせようとする言動。苛立ちに任せて大声で怒鳴り散らす様子は、若い頃の自分もこんな瞬間あったな、と思いださせる。今だって決して例外ではない。全ては生活環境の中で変わって行くもんなんだろうなと改めて考えさせられる。
ついつい主人公を、酷いオンナだと思ってしまいそうになるわたしも、勝手な思い込みで人の性格を決めつけそうだな、と不安になってみる。
o
2017/06/11
3.2
アンハサウェイ演技うまい
アン・ハサウェイの主演につられ鑑賞。(感想のみ→)キムに感情移入して観ていたためか、彼女のころころ変わる表情と、ストレートでありながら複雑で繊細な心に惹かれた。キムが去った後のレイチェルの後ろ姿は幸せそうにも見え、少しズキリとした。もう一度みたいなと思う。
アンハサウェイ何歳のときかな?
いもうと役。狂ってる。
>|