ロンドンの高校の教師であるバーバラは美人な新任のシーバと仲良くなっていくが、あることをきっかけに関係が変わっていきという話です。
話はバーバラの主観とともに進んでいきます。しかもバーバラは日記を書いているので、シーバとの関係のかかわりや思いを視聴者と共有しながら進んでいくこととなります。全然年齢などが違う中で仲良くなっていくのを見ていくのは微笑ましいなと冒頭感じていました。バーバラもより満たされているシーバと仲良くなっていけるかどうか不安があるのかなと普通に思っていました。
スキャンダルがあってから2人の関係が日記に記されるように変わっていきます。バーバラのシーバへの思いも普通の友情感情なのか、はたまた恋愛感情なのかと感じる部分もありました。仲良くしたいのだが、距離感の取り方がバーバラは下手なんでしょうね。でも、このスキャンダルで家族に満足していない教師の本音みたいな部分もわかった気もします。
ただ、どんな状態であろうとも家族は必ず友達よりも先に立つと感じました。家族を優先することで失われる友情というのもあるかもしれません。それをしっかり認識した上で友達づきあいをすれば、人間関係もうまく回るのかと思いました。
今仲良くしている年齢が離れている友達（と思っている人）はどう思っているんだろうと感じました。もし、バーバラのように思われていたら怖いし、一方的に弱みを握られてしまうと怖いなと勝手に思いました。あまりに極端な例なので気にすることはもちろんありませんが。ただ、形は違えども色々な人との人間関係が進展したなと思った時に自分の中でも喜びはあり、その部分はバーバラの声に共感することができました。
最後にストーリーにするとけっこう平平凡凡かもしれませんが、やはり女優2人の演技が良かったため、非常に自然な話として入ってきました。だれもが持っている他人と仲良くしたいという気持ちに加えて、人付き合いは恐ろしく苦手ということもよく表現されていました。
