ぴよぴよ

孤高のメスのぴよぴよのレビュー・感想・評価

孤高のメス(2010年製作の映画)
3.8
堤真一 好きです♡

友達に和久井映見主演の20年前のテレビドラマ"ピュア"のDVDを借りて見たら、若い堤真一のクールで優しい雑誌記者に惚れてしまいました(╹◡╹)♡

という訳で"孤高のメス"をチョイス。ここでもクールで優しくて熱い医師役の堤真一がとてもステキでした♡

田舎町の総合病院に腕利きの外科医当麻がやって来た。その病院に勤める夏川結衣演じる看護婦浪子は手術の補助の為オペ室に入り、彼の類まれな技術に魅了される。

病院は提携の有名大学病院から来た利己的な医師達が幅をきかせ、患者の為とは名ばかりの治療が横行している。

そんな時当麻医師は、まだ認可されていない脳死患者からの生体肝臓移植手術に取り組む事になる。

誠心誠意、患者の為に身を呈してオペに取り組む当麻の姿に、浪子は彼を助けてオペを成功させたい一心でひそかに勉強する。

そこには純粋に当麻医師に畏敬の念を抱く看護婦としての浪子と、女性として当麻を憎からず思う女性としての浪子の思いが重なる。

物語は夏川結衣の息子成宮寛貴が、母の日記を読み進める形で進む。

当麻を慕う夏川結衣の看護婦浪子がとても良い。彼女の思いが日記の文章の語り口から伝わってくる。恋愛と呼ぶには程遠い淡い思いだけど、ひたむきで胸に来るものがありました。

堤真一も、組織に属する事なくオペを成功させる事だけに思いを注ぐ"孤高の医師"役にピッタリ。丁寧に手を洗い手術衣を纏う姿は、戦場に向かうような決意に溢れていて見惚れます。

当麻医師と浪子の息子が交錯するラスト…思わず頬が緩みました。
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