がんドレ

妖星ゴラスのがんドレのレビュー・感想・評価

妖星ゴラス(1962年製作の映画)
3.7
60年代の人たちが作った80年代が舞台のSF映画。というだけでワクワクするし、実際チョー良かった。SF考証がかなりガチガチで、ずっとすげえ!すげえ!と思いながら見てた。

とにかくディザスタームービーとして大変よくできていて最高。悪党はもちろん悪意のない障害となる人物もほぼ出て来ず、全員が自分にできることをそれぞれやっていくのは見ていて気持ちがいい。
特撮もスゴくて、特に南極の基地建造シーンのジオラマが半端なさすぎて、思わず巻き戻してしまった。最近は巻き戻しとか言わないらしいけど。

ところで残念なことに、というべきかもわからないんだけど、自分はゴジラだのウルトラマンだのといった、この時代の特撮を見ることなくいきなり庵野監督のアニメ作品のような「特撮リスペクトコンテンツ」だけを浴びて育ってしまったので、この歳になって古い特撮を見るたびに「あ、トップだ」「ナディアだ」「エヴァで見た」となってしまう呪いにかかっている。
オタクなのでやはり時系列は守りたかったと思うこともあるが、まあ仕方ない。自分が観測している時系列ではこの順番だったのだ、としておこう。

ちなみに本作の内容は余裕でスコア4.0を叩き出していたが、突然出てくる謎のでかいアザラシ怪獣がマジで意味不明すぎて、申し訳ないけど-0.3させていただいた。絶対要らんかっただろアレ。
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