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スウィッチ/素敵な彼女?のkokottoのレビュー・感想・評価

スウィッチ/素敵な彼女?(1991年製作の映画)
3.5
仕事も出来てイケメンだけど最低の女たらしで元カノ達に殺されてしまう主人公のスティーブ。
天国と地獄の間で彼を心から愛する女性を見付けるのを条件に天国行きのチャンスが与えられるが、納得行かない悪魔にお仕置きと教訓をかねて女にされて蘇らされる。

ただその女性が170cmで巨乳のスタイル抜群な美人!これはもはやご褒美では(笑)
エレン・バーキン本当に綺麗だけどたまにキャメロン・ディアスに見えた。

ハイヒールで歩くのヘタクソなのにずっと履いてるのはなんかモヤモヤしたけど、その他の演技は本当に美女の中に男が入ってるみたいだった。男の仕草ってこんなにガサツなの?最初の方は大股開きで丸見えだし、乳放り出してポロリしないかヒヤヒヤした(笑)
時に男勝りでカッコよく、そこもまた魅力的で、でもそういった事を面白おかしく描くだけでなく髪の毛を乾かすのが煩わしくてでも美容院の予約が取れず床屋で短くカットしてしまったり、男のいやらしい視線に四六時中晒されてウンザリしたり、女性である事の大変さも描かれていた。
当時の広告のキャッチコピーは「ヒール5センチ分女は人生がよく見える。」

あと親友のウォルターが本当に良い奴で、あれは男でも惚れてまうわ。と思ったら最終的な結末は意外な所に行ったが男性の喜び、女性の喜びの両方を描くには必要な要素だったのかな。最後の選択でもスティーブは決めかねてたし。
映画としては綺麗にまとめたようだが、ウォルターの状況だけみたらなんだか気の毒だな。でもそれは本人が決める事だし他人がとやかく言うことではないか。
何はともあれ「ローズマリーの赤ちゃん」にはならなくて良かった(笑)思わず調べてしまった(^_^;

最後に不満を言えば、スティーブを殺した元カノ三人衆には何かしら罰が下って欲しかったな。最低男だったけど殺しはいかんだろ。

◆2019年 146本目
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