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キングコング対ゴジラのnori007のレビュー・感想・評価

キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)
4.2
2021年「ゴジラ対キングコング」ついに公開!!!!

ということで、オリジナルを再び視聴。
オリジナルでは「キングコング対ゴジラ」とキングコングをタイトルの先頭にして気を使ってる感じがするが、リメイク版ではゴジラがタイトルの先頭に。気の使い方が素晴らしい。

思えば、戦後わずか17年後に作られた今作。日米の怪獣激突という夢の対決が実現したのがすごい。これは日米友好の証であるし、または日米の代理戦争ともとれる。
ストーリーもちゃんとしてるし、ギャグ要素もあるし大人も子供も楽しめる感じだ。

実はこの映画、最初は海外版を見ていたのだが無理やり白人キャラを出していたりストーリーも若干入れ替えられていたりしてかなりおかしい作りである。やはりオリジナルが一番かもしれない。

キングコングの扱いもちゃんと美女を握るし、国会議事堂を登り、そして富士山麓までと戦いの舞台にもこだわり日本観光を海外に紹介している感じがする。ラストの熱海城も海外展開を考えてのことだと思う。その結果精巧につくられた熱海城が破壊されるのは圧巻だ。
ゴジラの放射能に対してキングコングも帯電し放電する能力を追加されたのも戦力アップを図ってのことだろう。こうして半世紀前の作品がリメイクしてまた再び見られるというこんな幸せなことはない。
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2015/10/19 21:24
キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)
3.9
ハリウッド版『キングコング対ゴジラ』がついに制作を正式発表!
ということで、再び視聴。

ゴジラ映画3作目にして初のカラー作品。
ストーリーもきちんとしているし、巨大セットの造形なども素晴らしい。
コングとゴジラが日本に来ることもちゃんと理由付けがあってすごくちゃんとしている。

そしてこの作品の燃えどころは、巨大モンスターの日米決戦。
それと、今作の出演がきっかけで007のボンドガールとなった浜美枝と若林映子の美しさはいま見ても素敵だ。

怪獣映画となると平面的な戦いに終始しそうなところ、最終決戦となる舞台は、富士山麓で斜面を利用した立体的な戦いにもすごく工夫が見られる。
まあ決着のゆくへは、大人の事情ってやつだが(笑)今見返してもすごくよく作られた作品だと感じた。
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