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キングコング対ゴジラのpapandaのレビュー・感想・評価

キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)
4.0
今日は伊福部先生のお誕生日なので、しばらく前に録画していた4Kリマスター版を見た。何回見ても面白い! 昭和感満載。テレビ時代到来期のとにかく賑やかなこと。有島一郎さん最高! 「勝手に飛んどれ」とか「からね。からよ。からさ。」とか、多胡節炸裂の可笑しさと哀しさ。対してあの警官の「バカタレ~」の誠実さ。脚本が関沢新一さんになって、明らかに作風が明るくなった。前作から6年、その間にたくさんの特撮ものが作られ、怪獣映画が身近になってきたんだなぁと思われる。テレビ時代もやってきて、時代が変わったのだろう。一方で疎開が話題に出るところは、まだ戦争が影を落としているのも感じる。
それからもちろん伊福部先生の音楽。百年紀での大合唱を思い出してワクワクする。今年もまたあの伊福部節を体感したい。
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