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キングコング対ゴジラのkazu1961のレビュー・感想・評価

キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)
3.2
▪️Title : 「キングコング対ゴジラ」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:1962
▪️JP Release Date :1962/08/11
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-377 再鑑賞
🕰Running Time:98分
▪️My Review
当時のキャッチフレーズは“ゴジラが勝つか?コングが勝つか?世紀の大決斗”
東宝創立30周年記念、とうとうゴジラとキングコングを闘わせてしまいました!!全編でコミカルな人物描写をほどこし、ゴジラとキングコングの決闘もユルい。その動作も作風なのかユルい、着ぐるみ感満載ですよね(今後のゴジラvsシリーズの闘いはこういうパターンが増えて行きますが)。それは、脚本の関沢新一のゴジラ映画デビュー作でもあるのがそうさせているのかも知れません。本作で初めて、ゴジラの体色や放射能火炎の青白い色が披露されました。
本作は、アメリカが生んだ怪獣キャラクターの元祖「キングコング」をゲストに迎え、ゴジラが7年ぶりに復活。前作『ゴジラの逆襲』の続編です。キングコングの権利を所有していたRKO社とのライセンス提携で実現しました。結果、ゴジラシリーズ中では歴代1位となる1120万人を動員する大ヒットを記録したんですね。

円谷英二以下特撮スタッフはゴジラよりも新怪獣のキングコングをどのように描くか、ひたすら尽力したといいます。本作ではゴジラとキングコングの対決は曖昧な形で終わっていますが、これは自国のキャラクターを敗者にすることを避けるために日米の関係者が議論を重ねた末の結果と言われているんですね。(参考:Wikipedia)

まあ、全体を支配するユーモアセンス、華やかなキャストをお祭り気分楽しむ、そんな作品ですね!!
ただ、1933年アメリカ製作『キングコング』へのオマージュシーンは好感が持てます。浜美枝を手に握り、国会議事堂をよじ登り、木をゴジラの口に突っ込む。元祖キングコングファンにとっては嬉しい見どころです。
物語は。。。
TTVの桜井と藤田は、TV番組の視聴率アップのため、“巨大なる魔神”を追って南海のファロ島を訪れました。その頃、北極海調査を行なっていた原潜シーホークは発光する奇怪な氷山と遭遇、その中からは休眠していたと思われるゴジラが現れました。桜井たちは強力な麻酔作用のある木の実と原住民の協力を得て、“魔神”ことキングコングの捕獲に成功します。しかし海上輸送の途中で目覚めたコングは単身で日本に上陸すると、同じく上陸していたゴジラに立ち向かっていきました。。。
一番怪獣らしかったのは、ファロ島での本物と模型を使い分けた大ダコかも知れません(笑)。

▪️Overview
東宝創立30周年記念として、監督本多猪四郎、特技監督円谷英二、製作田中友幸のトリオで昭和29年に製作された「ゴジラ」シリーズ。撮影は「妖星ゴラス」の小泉一。磁気多元式立体音響。のちに「春休み東宝チャンピオンまつり」向けに74分短縮版が製作された。(参考:映画.com)
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