フリーザ

未来は今のフリーザのレビュー・感想・評価

未来は今(1994年製作の映画)
2.9
【コーエン兄弟連続鑑賞記録その5】

数年前に観ていたんですがこの度再鑑賞。
前は吹き替えで観て良いと思えなかったので今回は字幕で観ましたがやっぱりダメでした。


コーエン兄弟作品の中でもちょっと浮いてるファンタスティックなコメディ。


街の雰囲気や郵便仕分ける部署や会社のシーン全般、時計の内部や登場人物の大袈裟なリアクションとかテリー・ギリアムっぽい。ていうか『未来世紀ブラジル』っぽい。
それ+80年代の会社もののコメディ(『摩天楼はバラ色に』や『ビッグ』)+『素晴らしき哉、人生!』みたいなテイスト。
こういう如何にもな作り物っぽさやファンタジーな感じは嫌いじゃないんですが、なんかこれは役者が皆無理してテンション高くしてる感じが薄ら寒い。


ティム・ロビンス好きなんですがこの作品では終始イライラしちゃってしんどかったです。
ポール・ニューマンも無駄遣い感がある。
今作のメインの役者がその後コーエン兄弟作品に出なかったのからしても、監督の作風に皆合ってなかった印象。
持論ですが美人が出るコーエン兄弟作品はハズレ率高いです。
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