ナツミオ

史上最大の作戦のナツミオのレビュー・感想・評価

史上最大の作戦(1962年製作の映画)
4.0
DVD鑑賞
子供時代に何回も観た大作。
数十年振りの鑑賞。

アカデミー賞撮影賞、特殊効果賞を受賞

第二次世界大戦時の連合軍のノルマンディ上陸作戦を描いたオールスター・キャストの歴史戦争映画大作。

原作 コーネリアス・ライアン『一番長い日』

1962年米作品・白黒作品
製作総指揮 ダリル・F・ザナック
監督 ケン・アナキン(イギリスパート) アンドリュー・マートン(アメリカパート) ベルンハルト・ビッキー(ドイツパート)
製作補佐兼戦闘場面監督 エルモ・ウィリアムズ
音楽 モーリス・ジャール
主題歌 ポール・アンカ

出演
アメリカ側
ジョン・ウェイン ヘンリー・フォンダ ロバート・ミッチャム
イギリス側
リチャード・バートン ショーン・コネリー
ドイツ側
クルト・ユルゲンス ヴェルナー・ハインツ

第二次世界大戦中、連合軍のヨーロッパ大陸への足掛かりとなった大陸侵攻作戦(作戦名・オーバーロード作戦)を連合軍側(米英仏)、ドイツ側、フランス国内(レジスタンス、市民)からそれぞれ描いた歴史戦争映画。

オールスターキャストの為、エンドロールはアルファベット順。
但しジョン・ウェインのみ最後に表記。

また其々の国側を監督3人+戦闘場面監督に分け、俳優もそれぞれの国別で演じた。
これだけの規模、キャストの多さだが、製作のザナックの力でギャラを抑え、NATO軍の協力で製作費は抑えられた。本作品の大ヒットで倒産寸前の20世紀FOXは復活した。(Wikipediaより)

印象に残るシーンは、
やはり米軍第82空挺師団のバンダーボルト中佐演じるジョン・ウェイン他空挺部隊の活躍と、
ノルマンディ上陸作戦の5つの上陸地点で1番の激戦地オマハ海岸に上陸した、米陸軍第29歩兵師団のコータ副師団長役のロバート・ミッチャム他部隊の活躍であろう。

ドイツ側は有名なロンメル将軍や、空軍戦闘機二機で海岸を攻撃したプリラー大佐の実話エピソードが良い。

個人的には、終盤の英空軍の負傷したパイロット役リチャード・バートンと迷子になった米101空挺師団の兵士、死んだ独軍将校のブーツが左右逆さまに履いている、
エピソードが好き。

その他、イギリス軍兵士役で007でブレイク前の若いショーン・コネリーが端役でコメディ的キャラで出ているのも面白い。

上映時間が3時間近くあるが、国ごとの場面や視点が頻繁に変わるので飽きずに観られるかな⁈
と、思います。
近年の名作『プライベート・ライアン』のオマハ海岸の描写と比べると見劣りするが、CGも無く実写でこれだけの物量とスター俳優を揃えた作品として久し振りに楽しみました!
ナツミオ

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