タカシサトウ

史上最大の作戦のタカシサトウのレビュー・感想・評価

史上最大の作戦(1962年製作の映画)
3.6
[オマハビーチの悲惨さ]

 ノルマンディ作戦でのオマハビーチでの戦い等が如何に悲惨なものであったかが窺い知れる。

 しかし、まだベトナム戦争泥沼前で、この映画がつくられた時点では、アメリカは戦争で負けたことがなく、連合国の大勝利のアクション映画、という形で爽快に、能天気に終わる。ノルマンディ作戦の戦場をもっとリアルに描くのは「プレイベート・ライアン」になるのだろうが。

 一方で、CGもない時代に大量の兵器や人を動員し、壮大なスケールで、それには圧倒される。また、ジョン・ウェイン、ロバート・ミッチャム、リチャード・ベイマー、クルト・ユンゲルス、リチャード・バートン、ジャン・ルイ・バロー、アルレッティ等大スターのやり取りにも魅了される。

 何十年か振りに観ることになり、記憶が蘇った(2020.2.15)。