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チャップリンのゴルフ狂時代/のらくらのadeamのレビュー・感想・評価

1.5
悲喜劇の金字塔「キッド」を放ったのと同年の短編。
チャップリンが一人二役を演じていることでも知られています。
すれ違う夫婦と入れ替わる二人の男のドタバタコメディで、上流階級の暮らしを皮肉を込めて描いていますが、その風刺は後の長編作品群で見せるほどの鋭さではありません。
笑いどころも少な目で物足りなかったです。
クローズアップやフラッシュバックの挿入などが実にスムーズで、映像話法が確立されていくのに伴って、チャップリンも着実にそれを身につけているのがうかがえます。
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