千利休

悲しみは空の彼方にの千利休のレビュー・感想・評価

悲しみは空の彼方に(1959年製作の映画)
4.5
ダグラス・サークの代表作と言えばこれだろう。とにかく一つの物語として完璧である。『天はすべて許し給う』のような独特な異化効果を活かした表現はそこまで見られないものの、彼がメロドラマの巨匠と言われているのも納得できるストーリーの素晴らしさがある。しかし、ただ泣ける話として終わらせるには勿体ない奥深さがあり、原題の『Imitation of Life』の意味を考えて鑑賞するだけでも色々なものが異なってくるはずだ。
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