《自分の人生を受け入れて
幸せを見出すことの素晴らしさ》
原題Imitation of Life
1959年、ダグラス・サーク監督作品
何年待ったのでしょ。やっとレンタル出来ました。
これは噂に違わず感動の作品。
脚本も映像も俳優さんたちの演技も、古き良きハリウッドらしき匂いがプンプンします。
1947年ニューヨーク、コニー・アイランドで出会った白人と黒人2組のシングルマザーが同居した10年間のお話。
家族愛、人種差別、女性が仕事を持つこと、子供の成長、恋愛等の問題が個々の気持ちで描かれています。
大女優を目指すローラのサクセスストーリーが話の軸となってるようで、心に残ったのは黒人メイドのアニーのことでした。
愛情たっぷり注いだ白人の愛娘に、肌の色が違うという理由で嫌悪される悲しさ。そんな娘の気持ちを汲んで決心するアニー...
誰も悪くない。
深い愛と優しさゆえの悲しみが伝わるラストは涙なくしては観れなかった。
自分を恥じることなく生きたアニーの人柄の素晴らしさ。
沢山の宝石がキラキラ降るオープニングの意味がわかった気がします。