全てを失った時、不死の翼が覚醒する…
ブルース・リーの息子ブラントン・リーの遺作として名高いアメコミ映画。
◎ストーリー
10月30日「悪魔の夜」あるカップルが暴漢に襲われ、無惨にも殺害される。恋人シェリーと共に死んだエリックだったが、その復讐の心と不死の象徴カラスの魂とが呼応し、最恐の戦士として蘇る…
ブラントン・リーが撮影中に、なぜか実弾が入ってしまっていた拳銃により死亡するという事故が起きた今作。父子ともども夭折するという数奇な家系である。本当に事故だったかどうかは明らかになっていない。
本作はダークなアメコミが原作であり、アレックス・プロヤスが監督を務めたこともあってかなり暗くて雰囲気がいい。主人公のエリックのメイクがジョーカーを彷彿とさせ、コウモリと同じくカラスという黒い生き物がキーとなっている点も「バットマン」のような雰囲気を漂わせている。
能力は不死身であることだけで、もっぱら銃撃戦メインやけど、初期アメコミ映画として作り込まれているように感じた。
バックグラウンドを知っていると、より考えさせる作品となっています。これは続編とかは敢えて観ない方が部類の映画ですかね。