mh

633爆撃隊のmhのレビュー・感想・評価

633爆撃隊(1964年製作の映画)
-
爆撃隊にオーストラリア人がいたりインド人がいたりと、当時のイギリス軍の状況が垣間見れる。
みんな死ぬのでなかなか過酷。
生還できないと悟ると次々特攻していく。
結婚式を挙げた同僚の旦那の方が飛行機事故で失明する。奥さんのほうは司令部付きの運転手みたいなことやってて、結局作戦は成功したけど、爆撃隊メンバーは全員死んだ。失明した旦那の奥さんがハンドルを握る車が、司令官を乗せて走り去るのはなんだかんで感じ入った。
とはいえ、メインストーリーはかなり凡庸。
それよりもこの映画は、デ・ハビランド モスキートの造形美を愛でるのが正しい楽しみ方のような気がする。
木造なのに高性能で、WW2前半のイギリスの主力飛行機。戦闘機、爆撃機、偵察機と木造ゆえにステルス性能も高かったとのこと。別に戦闘機とか興味なかったのに、ずんぐりむっくりした機体がかわいいと思うようになってしまった。

ストーリーがよく似ている後年の映画「モスキート爆撃隊(1969年)」と比べるとスターウォーズの元ネタ感は希薄だった。
ノルウェーのフィヨルドにある洞窟内のレジスタンス基地のビジュアルイメージ。対空砲火のなか、フィヨルドにあるくぼみを低空飛行あたりがそれっぽかった。
「暁の出撃(1954)」もSWの元ネタとのことなので、それも見よう。
mh

mh