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さらば愛しき大地のCTBのレビュー・感想・評価

さらば愛しき大地(1982年製作の映画)
5.0
畳にへばりつく納豆の強烈なオープニングシーン。日本のほとんどはこんな風景でこんな生活が転がってる事を突き付けて来る。スナックの客連中が女を見る目つきがリアル過ぎる。
良くも悪くも人に執着する根津甚八は子供の死によって破滅して行き(良い面としては精神病院の患者にタバコを恵んで話しを聞いてやる優しさ)、あっけらかんと執着しない蟹江敬三(幻覚見てる根津甚八を見た嫁は「見てる分には面白えけど早く病院入れないと」なんて言ったり)は生き延びる。
子供の頃、床に新聞敷いて蟹にむしゃぶりついた事あったなー。あそこで何か泣けてしまった。
以下、映り込んでた懐かしいもの。
スパーのコンビニ袋、千代の富士の交通安全ポスター、自販機の笑福亭仁鶴。
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