おしり星人ゴア

さらば愛しき大地のおしり星人ゴアのレビュー・感想・評価

さらば愛しき大地(1982年製作の映画)
3.8
【シャブ中の末路💉(ꐦ°᷄д°᷅)アァゴラ】
「ち○ぼ立ってねぇけど 女なら誰でもいいから抱きてぇ~」
..これ色々リアル過ぎだろよ。( ̄- ̄)

茨城県の片田舎でダンプの運転手をしながら家庭を支える"糞男"の幸雄。
ある日の不幸な出来事を切っ掛けに、とち狂って墨入れた挙句シャブまで食って"糞男"に最高の"加速装置"が付く。🏃💨
そこから留まること無く全ての幸せをぶっ壊しながらゴロゴロと人生の坂を転がり落ちていく、というお話。

ノリは基本ダウン系で、所帯染みた生活感を全面に色濃く押し出しながら描いてる感じ。
これ一見、男が全て悪いようにも思えるけど女にも原因があるように、、
いや、女が可哀想でならぬ。(ó﹏ò。)

監督が日々見ていた光景と、新聞で見たダンプカー運転手が起こした事件から発想を得て書き上げた脚本らしいけど、この作品 覚醒剤の長期摂取で起こる被害妄想や幻聴と幻覚、禁断症状などが誠見事に描かれておった。💉💀🔪
劇中それを見ながら笑い事にしているシーンがあるんだけど、実はいつ人を殺めてもおかしくない末期症状。不安定でとっても危険な状態なの⤴︎です⤵︎🔪😱

-つぼ描写-
・工業地帯
・農村 景色
・暴君
・ダンプからの眺め 無線用語
・茨木弁
・所帯染みた生活感
・酒処たぬき
・幸薄&幸薄
・風土 習慣
・鶏
・秋吉久美子のフェロモン
・覚醒剤摂取※ぜってぇーあかん絵面
・錆れた遊園地と子供のマスク
・蟹&蟹江敬三
・銀座の雀と夜来香♪(イエライシャン)
・(株)山沢建材の事務の女子
・🐛🐛🐛
・レストランニューかすみ(all自販機)
・BGM
・配役の妙
多過ぎ( ̄∇ ̄)

しりゴア嗜好に刺さる映画の基準って、場面の空気の流れや匂いを感じとれる生々しい映像になってるかって事だったりするんだけど、この作品もそれに近い感じ。|||(º﹃º`)|||
それは配役の妙(演技)無くして成立しないだろうし、大好物のリアル猥雑感もそこありきで生まれるんだよね、と勝手に語っとく♡
そう言った意味ではこの監督希少な存在なのかもね☝️

「内容が暗い、救いようがない」など、上映に至るまで配給会社をたらい回しにされた経緯や受賞履歴の対比がおもろい↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%B0%E6%84%9B%E3%81%97%E3%81%8D%E5%A4%A7%E5%9C%B0

とにかくこれ系好きな人にはお勧め出来るやつっす( ¯꒳¯ )b✧

Ps: 根津甚八(幸雄)の弟役は矢吹二郎(明彦)が演じてるんだけど、彼はFBI捜査官"滝和也"として仮面ライダーと共に戦っていた経歴を持つ。
千葉真一の弟でもあり1976年に芸名を千葉治郎から矢吹二郎に改名。はい、本編と一切関係ねぇ情報っす。🤣
もし幸雄がショッカーの改造人間に選ばれたら、一体どんな怪人になるんだろ。
↓こんな奴かな?(>∇<)↓
[ヒロポン・ウォリアー・川俣軍司]
https://www.youtube.com/watch?v=KsJfbNZeWwI
お後がよろしいようで。