NAO141

リアル・スティールのNAO141のネタバレレビュー・内容・結末

リアル・スティール(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

シンプルに面白くて熱い作品♪
父と子の物語ってやはり良い♪

ロボットに関しては日本の技術力は、かなり高いと思う。そして日本人は[鉄腕アトム][鉄人28号][ガンダム][ASIMO(アシモ)][Pepper(ペッパー)][LOVOT(ラボット)]など昔から老若男女ロボットに慣れ親しんでいる国でもある。
本作、そのロボット先進国でもある日本を評価してくれているようで、かなり〈日本推し〉な作品になっている!
ボクシング試合会場に[ガンダム]を彷彿とさせるオブジェが飾られていたり、マックスが着ているのは日本語のTシャツ(ロボットと片仮名で書いてある、可愛い笑)、劇中に出てくる最強ロボット[ゼウス]の設計者は日本人という設定。
どうやらロボットボクシング界でも〈日本製はかなり強い・かなり性能が良い〉という事になっているようである笑
そして父と子が操るロボットの名前が[ATOM(アトム)]笑
日本人として誇らしく感じる♪

作品の展開やラストも良かった!
[アトム]が[ゼウス]をノックアウトして作品が終わるかと思っていたが、ノックアウトすることは出来ず、結局[アトム]は判定負けしてしまう。しかし会場は[アトム]が勝ったかのような雰囲気♪
〈試合に負けて勝負に勝った〉という展開は良かったように思う。単純に[アトム]がラストで勝ってしまうと、この作品の主題が〈優勝までの道のり〉のようになってしまう。しかしラストに負けることで〈父と子の絆が出来上がる過程の物語〉と捉えることが出来るわけだ。
また、リアル・スティール大会の後を描かないまま終わるラストも良かった。
「親権は取り戻せたのかな」
「その後ベイリーも含め三人で暮らすことになったのかな」
など、あの親子がその後どうなったのかをあえて描かないことで、作品が終了した後も彼らのその後をあれこれ想像することが出来、さらに作品に深みが出ているような感じがする。良い作品だった!
NAO141

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