バナバナ

リアル・スティールのバナバナのレビュー・感想・評価

リアル・スティール(2011年製作の映画)
3.3
【リスペクトが足りねえぞ!】

ロボットをリモコンで戦わせる…との事なので、『プラレス三四郎』のイメージで見始めたら、この父親のチャーリーが、ロボットに対する愛情の欠片も無くてびっくりした。

特に、2代目のロボットなんかは、数年前のチャンピョンロボットなのに、扱いが酷い。
この子にだって、音声認識装置付いてたんだよね?
動作の真似もできたんだよね?
それなのに、取り扱い説明書もろくに読まず、本当は繰り出せる技も使わないから、木端微塵!
結局あのロボットは、材料の足しにされただけやないかい!
息子と対比させねばならなかったからだろうが、それにしても、あの父親は失敗を反省しない、典型的なダメ人間だったので、拍子抜けした。

そして対戦相手の方も、それぞれの個性がほとんど無く、ただボクシングで殴り合うだけで、総合格闘技の様な個性を示す技も特に無かったので、もう少し工夫してほしかった。

まあ、一番引っかかったのが、『プラレス三四郎』など、日本のアニメや漫画だったら、自分のロボットを相棒の様に扱う話が多いが、
本作ではロボット達は、後半に至るまで特にチャーリーに愛されている訳ではなかったので、「やっぱり外国って、物に対してドライだな」と思ってしまいました。
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