ゆーさく

リアル・スティールのゆーさくのレビュー・感想・評価

リアル・スティール(2011年製作の映画)
4.0
多分ヒュー・ジャックマンの映画の中で一番面白い。
ただヒュー・ジャックマンのキャラはヒュー・ジャックマン史上最低にクソ野郎。


舞台は近未来、人間同士のボクシングが廃れて、ロボット同士のボクシングの方が過激で盛り上がる、とされている世界。
飛び散るのは血ではなくオイルっていう、なんかすごい健全な世界観。
ロボットボクシングの絵面は、要はちっちゃいパシフィックリム。


ラストバトルの展開は、盛り上がるは盛り上がるんやけど、ラスボスがめっちゃ小者感あふれててそこは残念やった、でもヒュー・ジャックマン側に華があるからまぁ良し。

SFと親子愛とスポ根とエンターテイメントのバランスの取り方が上手で飽きなかった。


主人公たちが操るロボット、ATOMの設定が良い。試合用のマシンではなく、スパーリング用マシンってのが良い。
攻撃して敵を壊すためのマシンではなく、他人を成長させるためのマシン。
そしてスパーリング用だから打たれ強い、っていうのが、主人公たちの物語に重ねられてて泣かせる。


出てくる敵キャラ達が全員無闇やたらなテンション演技なのも見所。若干疲れるけども。
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