たた

リアル・スティールのたたのレビュー・感想・評価

リアル・スティール(2011年製作の映画)
3.8
廃棄ロボットと凸凹親子の絆が、奇跡を起こす(^.^)

ロボットボクシングの王道サクセスストーリー。
分かりやすく感動できて楽しい!

旧型スパーリングロボに過ぎないAtomが、最新最強の王者に如何にして立ち向かうのか。
ガンダムに例えるなら、ジムがジオングに一騎討ちを挑むようなもの!

Atomの強みは、スパーリング用であるがゆえの並外れた打たれ強さと、動きをコピーできるシャドー機能が付いていること。
当然それだけで勝つことはムリムリ。

ケントン親子がAtomに宿し託したのは、知恵とテクニックはもちろん、それまで誰もロボットに持ち込んだ事のない人間の絆と魂だった!

・・・

父ちゃんが借金まみれのクズでして、反省しないので同じ失敗を繰り返す。

息子はしっかり者かと思いきや、向こう見ずで無茶な勝負に賭けるところはまったく同じ。
離れて生きてきたのに、似た者親子ですね。

結果論ですが息子の判断ばっかり良い結果になるので父ちゃん立場なし!
でもそんな中で親子の絆が生まれていって、そしてそばにはAtomがいる。

ただの機械に過ぎない無表情のAtomだけど、父ちゃんのボクサー魂が乗り移ったかのようなクライマックスには、感情移入せずにはいられないですね。

アトムって名前とか「超悪男子」とか「migi,hidari!」とか、日本びいきなとこがあったり
悪役もはっきりしててスッキリできて面白かった!
たた

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