ガブXスカイウォーカー

リアル・スティールのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

リアル・スティール(2011年製作の映画)
4.0
ヒュー・ジャックマンはウルヴァリンよりも今作のダメ男ぶりがよく似合う。さんざん失敗を重ねてきたくせにすぐに調子こいて大勝負に出ては、負ける。バカじゃねえの?(笑)
そんなダメ親父を支えるのは賢い息子マックス・ケントン (ダコタ・ゴヨ)。性格の全く違う親子が何度もひどい目にあいながらも拾ったロボット、アトムで勝ち進み、ついにはチャンピオンに戦いを挑む姿は『あしたのジョー』や『ロッキー』を彷彿とさせる。ダメ親父が男を見せるクライマックスの試合には思わず涙。
本作で注目したいのがわき役たちだ。対戦相手の操縦者たちがアトムの意外な善戦にビビったり悔しがる演技がうまい。またアトムを応援するヒロイン、ベイリー・タレット(エヴァンジェリン・リリー)や名もない観客たちが気合入りまくり。こういうわき役やエキストラ達がいかに作品を盛り上げてくれるかを痛感させてくれた。
『リアル・スティール』は父子物×ボクシング物×ロボット物を見事にミックスした、多くの観客の感動を呼ぶ傑作であろう。

本作の吹替え版声優の有名人ワクは
ベイリー・タレット(エヴァンジェリン・リリー):天海祐希
ベテラン声優の高島雅羅と間違うくらいに、うまい!