昔、「イルカに乗った少年」ていう歌があったなぁ。『海のトリトン』なんてアニメもあったけど、こちらは、クジラに乗った少女パイケアのお話。
フォロワーさんから薦められて鑑賞。確かにそこはかとなく『風の谷』の薫りが漂う映画でありました。浜に打ち上げられた鯨たちがまるでオウム…。(^^)
これはニュージーランドに伝わる伝説なのでしょうか。そういう設定なのか、本当にそうなのか…。
村の青年たちのぐだぐだ感がなんとなく笑える。少女パイケアの実父もなんだかんだで無責任な気もするし、お友達の少年のお父さんもなんかひどくて、子供たちの不幸感が見当違いかもしれないけど、ちょっと切なかった。
その点、物語の中盤くらいから、突然、次男があの体型なのになんとなくカッコ良くなってくる。こいつ、いい奴だなぁ。
それが一番、感動した。
パイケアのおじいちゃんは、女性が神聖なものを穢すという考えから離れられない人で、本当に困ったもんだった。頑固という範疇で、片付けられないよ…。森元総理といい勝負の頑迷さだ。(^^;)
パイケアとクジラが海でたわむれるシーンとか、同じ集まるにしろ、浜辺でなくて、気づけば海にいっぱい集まってたなんていう壮大感が欲しかったなぁ。
役者さんたちの素朴な演技がヨカッタ。
それにしても、あの踊りの👅は、いっせいにやられるとどうしても笑ってしまう。