感動系のやつは乗れなかったらどうしようの恐怖心から年単位で後回しにしがちなんだけど、ロベルト・ベニーニという役者を通してならいけそう！と機運が高まりようやっと観た いい話はそんな興味ないんだけど、いい人間のことは大好きなんだよな ロベルト・ベニーニっていう気の触れかかったイタリアン天使 ダウンバイローで出会った夫婦主演というフィルターもあってちゃんと楽しめてよかった
後半の強制収容所パートもそんな甘いもんじゃないだろうにいいの？て気持ちは正直ないではなかったけど、子ども向けにやさしくラッピングした物語として受け取ればぜんぜん許容できる というかふつうに結構泣いてしまったし、そもそも小学校の算数に障害者30万人を殺したら年間予算をいくら節約できるでしょう？て問題が出てくる時点でもう泣いてしまった こういう思想を過去の愚かな過ちだと一笑に伏せる世界にはやく辿り着きたいよ…移送中のシーンとか胸が痛んで死ぬかと思った
前半もベラベラ喋り出して止まらないイタリア男の典型がてんこもりで楽しかったしギャグパートに潜む人種差別や優生思想に心臓がひやってするかんじもよかった あと前半から後半へのつなぎもよかったね〜涙 ロベルト・ベニーニがいい人間であることがほんとうに嬉しくなっちゃった
