はら

ライフ・イズ・ビューティフルのはらのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

「常夜燈」という好きな曲のMVに出てくるのでずっと観たかった映画をついに観ることができた。
偶然で始まった物語が、グイドによって作られた偽物の偶然で動き始め、最後の最後に偶然が呼んだ幸せで締め括られるの、綺麗すぎてびっくりした。
花の飾られた部屋に入って結ばれたふたりが子供と一緒に出てくるシーンの粋さ半端ない。
医者の絶望クイズシーン、最初見た時は突然何言いだすのか意味がわからなすぎて混乱したけど、見終わってからはわたしたちへの皮肉だと受け取った。戦争や迫害についての勉強はなんとなくしかしていないし、数えられる程度の数しか観ていない戦争映画を観てその場で涙を流しても映画が終わってしまえばどこか他人事なわたしたちそのものだった。学生の頃は教科書で読む日本史や世界史はどこか違う世界の話のような気がしていたけれど、歴史は他人事ではないのだと初めて思った。
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